糖尿病におけるカロリー制限派の意見を言わせてもらいます!
みなさんこんにちは。 前回の記事より糖尿病における食事療法には大きく分けて「カロリー制限」と「糖質(炭水化物)制限」という2つの方法があります。
今回の題名だけみると私がカロリー制限推奨派と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。 自分も正直どちらが良いのかはっきりとは結論が出ていません。
ただ糖質制限のほうが自分は血糖コントロールをする分には良いのではないかと感じますが、カロリー制限を薦めている人にはそれなりの根拠があるのではないかと考え、まずはカロリー制限派の理由を自分なりに調べてみました。よければご覧ください。
糖尿病診断ガイドラインにおいてはカロリー制限が推奨されています。以下ガイドラインより 2型糖尿病における食事療法は、総エネルギーの適正化によって肥満を解消し血糖をコントロールするということが基本。
最適な栄養素バランスとしては炭水化物が50-60%、タンパク質は20%、その残りを脂質にて摂取するというもの。とうことになっています。
しかし上記の栄養素の適正なバランスに関してはエビデンスが乏しいそうです。 まとめると血糖コントロールを行うにあたって太らないようカロリーを制限する。
しかし各栄養素をどれだけ摂ったほうが良いのかははっきりわからないため健常者の平均摂取量に応じて定められているのが現状であります。
フィンランドの研究によりますと40~65歳の男女(平均BMI31)において、体重減少をベースラインの5%以上行った群で58%糖尿病発症が抑制されたそうです。
またアメリカ糖尿病学会においては総エネルギーの適正化による肥満の是正が糖尿病の予防と管理には最も需要であるとし、体重の5%の減量で血糖コントロールに改善がみられるということでした。
海外の研究が多いですが、体重管理により血糖コントロールが改善したとの結果は多いですし、アメリカ糖尿病学会という名前を聞くとなんだか説得力がありますね(笑) ただフィンランドの研究に関しては平均BMI31ということで、172cmの男性なら大体92kgの体重です。
なかなかの肥満の方々を集めた研究であると思うので、肥満の方に対する食事療法には良いのかもしれませんが、痩せている自分にこの結果を単純に自分に当てはめるにはやや疑問が生じますね。 長くなりましたので次回に続きます。
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