なぜコーヒーが糖尿病を予防できるの?
みなさんこんばんは。
糖尿病に関していろいろと調べてみましたが、安田大サーカスのクロちゃんも糖尿病を発症しているようですね。血糖が「311」まで上がっており、生活習慣もかなり特殊でスイーツを食べることはもちろん、「食事はカロリーの低いそば、うどん、パスタを食べる」「別腹は太らない」など間違った知識がそういった生活習慣を作ってしまっているようです。
既に慢性腎臓病も発症しているそうなのでこのままいけば人工透析となる可能性が高いのではないかと思います。
こういった間違った知識によって将来の健康を損なってはならないと思いますので、みなさん一緒に少しずつ学んでいきましょう!
前回のブログで糖尿病のリスクを下げる因子についていろいろと書かせてもらいましたが、その中でコーヒーを飲むと糖尿病発症のリスクが低下するという研究を紹介しました。6杯/day以上飲むと糖尿病発症のリスクが有意に低下するということでしたが、なぜコーヒーを飲むことで糖尿病のリスクが下がるのか。いろいろ調べてみましたのでよければ読んでみてください。
焼け焦げた食物は発がん性物質?
焦げを食べるとガンになるといったことを聞いたことがある方は多いかと思います。欧米ではコーヒーが頻繁に飲まれていたのでこれをきっかけにコーヒーの疫学研究が行われるようになりました。
2000年にはコーヒーがパーキンソン病の予防となること、2004年には2型糖尿病、2005年には肝炎・肝がんの予防ができるとの発表が相次ぎました。
ハーバード大のvan DAMらが解析した結果によると、
・コーヒーは2型糖尿病だけではなく心血管系の疾患も予防する
・運動し、体重をコントロールしながら飲むとより効果的
・肥満者においてより効果的にリスク低下
・カフェインを減量したコーヒーがより望ましい
・フィルターコーヒーがより望ましい
とされています。
なぜコーヒーで糖尿病予防?
調べてみた結果、今での不明な部分が多いそうですが、コーヒーの様々な成分に糖尿病のリスクを下げる成分が含まれていました。
・カフェイン
糖尿病とコーヒーにおける研究ではカフェリンを減量したコーヒーのほうが明確なリスク軽減効果を示す。
一方カフェイン以外のほぼすべてが違う成分で構成されている緑茶でもコーヒーまでとは言わないまでもリスク低下作用があります。この効果はカテキン含量よりもカフェイン含量に依存しているので、効果の大半はカフェインによるものと考えられます。カフェインはインスリンとは無関係に糖尿病の予防に寄与しているが、一方で他の有用成分の効果を打ち消している可能性があります。
またカフェインはエタノールによる繊維化を抑制するし、コーヒーは肝硬変を軽減しているという研究もあります。
カフェインによる心血管系のリスク増大の可能性
ほどほどの量だと効果あるが、過度の飲用(10杯くらい?)だとリスク増加と言われている。
クロロゲン酸
コーヒーの味と香りに深く関係している物質で、食後の血糖を下げる効果がある。
カフェ一酸
DNAの保護作用がありとされているが、実際の効果は不明である。
ニコチン酸
中性脂肪の分解を遅くし高脂血症を予防。長期投与ではインスリン感受性の保持に寄与している。過食やストレスに起因する糖尿病リスクを軽減している。
この他にもいろいろな成分があるそうですが、私が調べられた範囲ではこのくらいでしょうか。
ただ調べてみた結果、やはりコーヒーを飲むより1週間で1時間半の運動をすることでかなりのリスク低下となるそうです。コーヒーの影響は運動とくらべるとかなり小さいです。すこしがっかりしていますが飲まないより飲んだほうが良いことは確かだと言えそうです!できる範囲で小さなことからコツコツと!
今後は今飲んでいるコーヒーからカフェイン含量が少ないフィルターコーヒーに変更してみようかと思います。
いろいろなコーヒーがありますので探してみようかな。